電気にはボルトやワット、アンペアなどいろいろな用語があります。
これらの用語はどの様なところから生み出されたのでしょうか?
まず、電気が発見されたのはなんと紀元前600年。
琥珀を布でこすったところ羽毛や糸くずなどの細かいものが吸い寄せられたことにより静電気が発見されました。
琥珀はギリシア語で「elektron」といい、ここから「electricity(日本語で電気」)という言葉ができました。
そして2000年以上の時が経ち、16世紀頃から電気の科学的な実験や発見が盛んになっていきます。
その後、イタリアの物理学者ボルタが電池を発明し、その功績を記念して電圧の基本単位が「ボルト(V)」と名付けられました。
これでも電池です
この電池をつかって針金に電気を通すことで磁力線が発生することを発見。
電流を生み出したのがフランスの物理学者アンペールです。
彼の名前をとって電流の単位である「アンペア(A)」が名付けられました。
アンペールの法則
そして、蒸気機関の発展に大いに貢献したイギリスの発明家ジェームズ・ワットの死後、彼の栄誉を称え電気の仕事率(ボルト×アンペア)の単位に「ワット」という名称がつけられました。
ジェームズ・ワットの肖像
みんな人の名前だったのですね。